原田和明
KAZUAKI HARADA
1974年生まれ / 目で捉えた物は、彼独自のフィルターを通り、独創的な完全オリジナルとなる。ピカソの「母と子」、セザンヌの「キューピットの石膏像のある静物」にインスピレーションを得て描いた作品は原作を凌駕する。人物の輪郭はサインペンで幾重にも描かれ小さな黒い瞳が迫力を持って語りかけてくる。一方、静物画のモチーフはシャツやケーキなど日常性に富みカラフルだ。全ての作品に共通するものとして、大きく全てを包み込むように丸く描かれたラインがある。数多くのコンクールで入賞し高い評価を得ている。